生活習慣病とは、不摂生を続けたり不健康な生活をしていると罹ってしまう病気を指します。具体的には、肥満症や高血圧、糖尿病といった病が代表的なものです。これらの病気は、初期の段階では自分が患っていることに気が付かないことがほとんどで、健康診断などで指摘され治療を始めます。生活習慣病が重症化してしまうと、健康寿命や寿命の短縮化を招いてしまうことから、早期の対策が必要になります。
生活習慣病は、健康的でない生活をしているために発症してしまうので、極端にいえば健康的な生活をしていれば予防できます。具体的なポイントとなる項目は、「睡眠」、「食事」、「喫煙」、「運動」、「飲酒」です。
特に運動と食事は生活習慣病対策としてその有効性が認められています。運動に関しては、ウォーキングなどを30分以上、週2回以上行うことが健康に良いとされています。食事は、脳卒中や心臓病の原因となりえる塩分を極力控え、野菜を中心とした食事を心がけましょう。しょうゆやソースなどは直接かけずに、お皿にとって付けながら摂取すると塩分の摂りすぎを避けられます。
たばこは、がんや心臓病といった重篤な疾患を招くため、禁煙することが勧められています。一人では難しいという場合には、禁煙外来に頼ってみるのも良いでしょう。飲酒に関しては、「節度のある適度な飲酒」が良いとされています。その他にも、質の高い睡眠を1日7時間前後摂り、なるべくストレスのない生活を送ることが生活習慣病予防へと繋がるのです。